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コーヒー生豆の種類を解説!おすすめの通販ショップも紹介

私たちが飲んでいるコーヒーは、コーヒーチェリーの種子から採取した生豆を焙煎し、粉末状に挽いたものから抽出して作られます。

市販のコーヒー豆は既に焙煎された黒い状態の豆が多く、生豆を目にする機会はなかなかありませんよね。

今回はコーヒーの生豆とは何か、そしてコーヒー生豆の種類について詳しく解説します。

コーヒー生豆を購入できるおすすめの通販ショップや店舗もご紹介しますので、コーヒー生豆を買ってみたいという方は是非ご覧ください。

目次

コーヒーの生豆とは?

コーヒー豆とは、コーヒーノキから採取される果実「コーヒーチェリー」から取り出された種子のことです。

市販のコーヒー豆でよく見かける焙煎加工されて黒くなった「焙煎豆」に対して、「生豆」とはコーヒーチェリーから取り出されてから加工されていない生の状態の豆のことをいいます。

エチオピアから広がったコーヒー生豆

コーヒーの原材料となるコーヒーチェリーの採取に必要なコーヒーノキは、エチオピアが原産地と言われています。

9世紀頃にエチオピアの羊飼いであるカルディは、ヤギがコーヒー豆を食べているのを発見しました。

それをきっかけに、コーヒー豆の存在がエチオピア内からアラビアへ伝わります。

本格的にコーヒー豆の栽培が始まったのは15世紀頃のイエメン地方。

1505年にイエメンからセイロンへコーヒーノキが伝えられ、更にカイロやイスタンブール、ヨーロッパ、アメリカ…と、1600年代に至るまで世界各地にコーヒーの存在が広まり続けました。

コーヒー生豆の種類と銘柄

コーヒー豆の品種は原産国により「アラビカ種」、「ロブスタ種」、「リベリカ種」の3種類に大きく分けられていて、それぞれ味・香り・豆の形が異なります。

しかし市販のコーヒー豆は品種だけでなく、生産された土地に基づいて名付けられた銘柄で更に細かく分類されています。

銘柄は「ブラジル」や「エチオピア」など生産国名、「モカ」や「キリマンジャロ」など発信地の山や港の名前から使われることが多いです。

原産国から同じ品種として括られていても、生産される土地の条件が違えば風味は全く異なります。

数多く存在する銘柄の中から、自分好みの味を見つけるのもコーヒーの楽しみ方の一つと言えます。

コーヒー生豆に含まれる成分

コーヒーの生豆に含まれる成分は次の通りです。

成分含有量
全多糖類50~55%
たんぱく質11~13%
脂質12~18%
小糖質6~8%
クロロゲン酸5.5~8%
カフェイン0.9~1.2%
脂肪族酸1.5~2%
遊離アミノ酸2%
トリゴネリン1~1.2%
無機成分3~4.2%

コーヒー生豆三大品種の特徴

ここでは、先ほど述べた3つのコーヒーの種類について解説します。

アラビカ種

アラビカ種はエチオピア原産のコーヒー豆で、強い酸味と花のような甘い香りが特徴です。

現在世界で生産されているコーヒー豆の6割弱がアラビカ種と言われています。

標高1000~2000mの熱帯高地で育ちやすいため、霜や乾燥、病害虫に弱いことから栽培が難しく手間のかかる品種です。

ロブスタ種

「カネフォラ種」とも呼ばれるロブスタ種は、強い苦味と渋みが特徴です。

標高300~800mの低地で育ち、病害虫にも強いことから生産量が安定しています。

ただし独特の泥臭さがあるため、ストレートではあまり飲まれずアクセントとしてエスプレッソに混ぜて使うのが一般的です。

リベリカ種

リベリカ種は西アフリカが原産で、ごく一部の限られた地域でしか栽培されていません。

主に栽培地域内で消費されているので世界にもほとんど流通されず、「幻のコーヒー」と呼ばれています。

豊かな風味としっかりとした酸味が特徴的です。

コーヒー生豆人気銘柄10選

コーヒー豆の銘柄は数多く存在しますが、中でも特に人気な銘柄を10種類ご紹介します。

一覧表

  • キリマンジャロ
  • ブルーマウンテン
  • ハワイ・コナ
  • モカ
  • コロンビア
  • マンデリン
  • エメラルドマウンテン
  • グァテマラ
  • ゲイシャ
  • コピ・ルアク

キリマンジェロ

生産国はタンザニアで、強い酸味・マイルドなコク・甘い香りが特徴です。

「アフリカの大地のような野性味あふれる味」と言われることもあります。

ブルーマウンテン

滑らかな舌触りと酸味・甘味・苦味の調和がとれていて、「コーヒー豆の王様」とも称されます。

コーヒーの良さがすべて詰まった最高級品質の銘柄で、日本人にも好まれる味わいです。

ハワイ・コナ

ハワイ島で生産されるコーヒーで、強い酸味と甘い香りが特徴です。

キリマンジャロ、ブルーマウンテンと並び「世界三大コーヒー」と称されています。

モカ

イエメン、エチオピアで生産されており、世界最古の銘柄と言われているコーヒーです。

フルーティーな香りと酸味、甘味を楽しめます。

コロンビア

その名の通り、コロンビアで生産されています。

南国の果物のような香りと強いコク、苦味、甘さのバランスが良く人気な銘柄です。

マンデリン

インドネシアのスマトラ島で生産されている希少なコーヒーです。

酸味が少なく重厚感のあるコクと強い苦味に加え、ハーブやシナモンのように上品な風味を楽しめます。

エメラルドマウンテン

コロンビアで生産されているコーヒーで、甘い果実や花にも例えられる芳醇な香りが特徴です。

ミルクチョコレートのように優しい苦味と豊かなコク、甘味が口の中に広がります。

グァテマラ

グァテマラで生産されており、果物を思わせる強めの酸味と花のような香りが特徴です。

グァテマラの中でも栽培している地域により様々な風味の違いを楽しめます。

ゲイシャ

エチオピアで生産されている高級コーヒーです。

柑橘系の果物のようなフレッシュな酸味と、はちみつのように濃厚な甘みを感じられます。

コピ・ルアク

コーヒーの中でも特に希少価値が高い銘柄とされており、ジャコウネコというネコの糞から採取されたコーヒー豆を原材料としています。

採取の工程は衝撃的ですが、チョコレートのような甘い香りと深いコクを楽しめる風味です。

購入したコーヒー生豆の保存方法と期間

コーヒーの生豆は焙煎後と違い、適切に保存していれば風味を長期間保つことができます。

コーヒー生豆を購入した際は、正しい保存方法と美味しく飲むための期間を確認しておきましょう。

コーヒー生豆の保存方法

コーヒー生豆の保存には、温度が安定した冷暗所が適しています。

ただし、冷蔵庫は開閉の際に生じる温度変化や他の食材の匂いが移る恐れがあるため避けておきましょう。

生豆は温度や匂いの影響を受けやすいので、安定して刺激を与えない環境での保存が大切です。

どうしても家の中に保存場所を確保できない場合、冷蔵庫の野菜室に入れておきましょう。

通気の良い麻袋は保存に最適

保存容器として最適なのが麻袋です。

麻袋は通気性に優れているので、湿気による変質を防ぎやすいという特徴があります。

コーヒー生豆の保存期間は

コーヒー生豆の保存期間は明確に定められておらず、安定した状態で保存すれば1年半程度経ってもある程度の風味を保つことができます。

ただし、収穫から時間が経つほど徐々に風味が損なわれていくことは避けられません。

収穫後の生豆は緑がかった色をしていますが、2年程度経つと風味が落ちてくると同時に色も黄色っぽく変化してくると言われています。

コーヒー生豆通販ショップおすすめランキング

ここでは、コーヒー生豆が購入できるおすすめ通販ショップをランキング形式でご紹介します。

生豆からコーヒーを買ってみたいという方は要チェックです。

通販ショップの評価基準について

通販ショップのおすすめランキングは、販売している生豆の種類の豊富さ・使い勝手の良さ・コスパなどを基準に作成しました。

ご自身の好みや用途に適したショップを是非見つけてみてください。

ランキング

  • 1位 「GREEN COFFEE STORE」
  • 2位 「松屋珈琲」
  • 3位 「ユーエスプレミアム」
  • 4位 「WORLD BEANS SHOP」
  • 5位 「生豆倶楽部」

スペシャルティコーヒーの生豆が買える通販ショップ

●「GREEN COFFEE STORE

米国のスペシャルティコーヒー生豆販売専門会社「Cafe Imports」から輸入した生豆を幅広く扱っており、種類の豊富さ・品質・信頼性の高さが特徴です。

小ロットから販売しているので個人店の喫茶店や一般の方にも使いやすいという特徴があります。

●「WORLD BEANS SHOP

スタンダードな豆からスペシャルティコーヒーまで豊富な品揃えが特徴のショップです。

基本的には定番の銘柄を取り揃えていますが、時期によってはアイスコーヒー用の豆や珍しい国で生産された豆を販売しているときもあります。

Amazonで買えるコーヒー生豆

●「松屋珈琲

品質とコスパの良さが特徴のショップです。1kg単位で販売している商品が多いですが、999円/1kg〜というお手頃な単価なので生豆を大量に購入したい方はおすすめです。

●「ユーエスプレミアム

コーヒーの名門商社とも称される石光商事のコーヒー豆を取り扱っているショップです。

それだけに豆は全体的に高品質で、800g単位から購入できるので使いやすさも抜群。

●「生豆倶楽部

Amazonだけでなく楽天にも展開されているショップです。

注文は1kg単位ですが、200gのパック5種類を詰めたお試しセットを購入できます。

こだわりのコーヒー生豆を販売している店舗

通販ではなく、実際に生豆を見て選びたいという方におすすめの店舗をご紹介します。

東京のコーヒー生豆販売店 ベースキャンプ

台東区の御徒町佐竹商店街に位置するコーヒー豆専門店です。

生豆の状態で販売されており、注文してから直火ロースターによる焙煎をしてくれます。

名古屋のコーヒー生豆販売店 ロビンコーヒー

名古屋市千種区にある喫茶店がメインの店舗です。

コーヒー生豆の販売もしており注文してから希望に応じて焙煎をしてくれます。

大阪のコーヒー生豆販売店 一宮物産

店舗とネットのどちらでも生豆を購入できる「いりたてや」というコーヒー豆ショップを運営している会社です。

家庭で実践できるコーヒー豆の焙煎講座も実施しています。

仙台のコーヒー生豆販売店 ネルソン

仙台市青葉区で高品質なコーヒー生豆を販売する専門店です。

併設されている焙煎室は見学が可能で、ショップのこだわりや雰囲気を詳しく聞くことができます。

まとめ

今回はコーヒー生豆の種類や銘柄の解説、美味しいコーヒー生豆を購入できるショップのご紹介をしてきました。

コーヒー生豆から購入すると焙煎の手間が生じますが、焙煎したてのコーヒー豆でしか味わえない豊かな香りと風味を楽しむことができます。

お家でも本格的なコーヒーを楽しみたいという方は、是非生豆の状態からコーヒー豆を購入してみてはいかがでしょうか。

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